生きる力を育む生徒を育てる

よく、「この勉強が社会に出てから役に立つの?」と聞いてくる生徒がいます。正直に言いますと役に立つものもあればあまり使わないものもあります。例えば、外国に行かないのに、なぜ英語をするの?とか方程式がなんの役にたつの?とか質問は様々です。

では、こちらから聞いてみましょう。あなたは10年後に自分が何をしているか明確に答えられますか?では、短くして5年後は?1年後は?1ヶ月後は?1週間後は?明日は?そうです。多分明確に答えられるのは、せいぜい明日までじゃないでしょうか。と言うことは、将来何が役に立って何が役に立たないかなんて誰も解らないのです。そのため、将来進む方向によって内容の違いはあるにして、無駄な学習なんて1つもないのです。
何故ならば、子供たちは皆ダイヤモンドの原石だからです。しかしダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨かれません。

「夢や目標を持て」と言う指導者に夢や目標がなければ説得力はありません。子供たちは簡単に見抜きます。
私たち講師も今は大変未熟です。しかし、人は、資質を高め社会に役に立つために生まれてきたと信じます。したがって講師自らが目標を持ち、子供たちの資質を高める研磨をしていかなければならないのは、言うまでもありません。講師や保護者の方々に導かれて生きる力を身に付けましょう。

では、生きる力とは何か?生きる力とはズバリ!問題解決能力のことです。人生に壁はつきものです。壁なき人生は存在しません。では、その壁に当たったときどのようにして壁を突破すればよいかを考える力が問題解決能力なのです。数学的思考が必要なときもあれば過去の経験から解決方法を見つけなくてはならない時もあります。

今の壁と将来の壁を見比べて見ましょう。現在は、
(1)方程式が解らない。
(2)暗記が苦手。
(3)年号が覚えられない。
など様々ではないかと思います。では将来は。
(1)仕事が覚えられない。
(2)この仕事が苦手。
(3)計画通りに仕事を進めるのが苦手。

となると、社会人として成り立っていきません。では、社会人になったら勝手に身に付くものなのか?そうではないです。学生時代に培ってきたことが将来の自分を創ります。今の自分が将来の自分を創り上げるのです。問題解決能力によって生きる力を育む。私たちアップ進学館は生徒一人一人の未来を考え、考える力・生きる力を育てます。